セイズの国は滅びゆく王国グレウスダルとそこに暮らすホーン人の運命を、首長フレイヤの視点から体験するシミュレーションRPG。
すべてのパラメータが通常攻撃可能となる戦闘システムによって、どれだけ強力なユニットも戦闘を重ねて弱体化する。
限られた物資、消耗する仲間たち、プレイヤーは常にギリギリの状況下で部隊の生き残りをかけて決断を下さねばならない。たとえそれが、残酷な選択であったとしても…。
ホーン人とラウスラム人が争うグレウスダル王国の戦乱を、ホーン人の首長フレイヤの視点で描く。
精霊術という独自の魔法によって軍事的優位性を持っていたホーン人は、かつてグレウスダルの支配を巡って争ったラウスラム人が再び半島へ侵攻したとき楽観的だった。その未来が絶望的な帰結を迎えると悟ったとき、あなたはそれにどう立ち向かうのだろうか。
本作では通常攻撃ですべてのパラメータにダメージを与えることができる。守りの固い敵も守備力を削れば丸裸になり、力に優れた戦士もたちまち攻撃力を失う。
弱体化したパラメータは容易に回復できないため、プレイヤーはそれぞれのユニットがその特質を失わないように立ち回ることも求められる。
パラメータが通常攻撃可能なシステムにより、どれだけ強力なユニットも徐々に弱体化していく。回復せずに連戦すれば部隊は消耗していくが、治療にもコストがかかり、そればかりでもスキル習得などの成長への投資ができない。
プレイヤーは指揮官としてリスクと投資を天秤にかけて選択しなければならない。
グレウスダル建国から266年の頃、ヴィンターホルン半島に位置するクレヴスダル王国はイエリナ諸国連合との戦乱のさなかにあった。
それぞれホーン人とラウスラム人という異なる民族グループに属する両陣営は長らく融和に向けた歩みを進めてきたが、グレウスダル内の士族同士の争いにエイクオード国の王族が巻き込まれ、その出来事を大義名分としたイエリナ諸国連合によるヴィンターホルン半島侵攻が起こった。
精霊術と呼ばれる超常的な力を持つことでホーン人は軍事的な優位性を持っていた。国境などの要衝はドルイドたちによって守られ、ラウスラム人は容易にこれを突破することはできなかったはずであったが、この時初めて大軍の侵入を許した。
第二次ヴィンターホルン戦争の幕が開け、首長フレイヤも戦乱に巻き込まれていく。
本作は物語とゲーム性の両面で絶望との戦いを主眼に置く。
主人公フレイヤはホーン人たちを導き戦いに身を投じるが、彼女たちは人口で10倍するラウスラム人に対して次第に劣勢に立たされていく。本作には爽快な逆転劇も戦況を一変させる伝説の剣も存在しない。あなたはすべての現実を飲み込み、絶望に打ちひしがれても立ち向かわねばならない。
またプレイヤーは限られたユニットを大事に、一戦一戦を生き延びなければならない。回復リソースは限られ、一手のミスで仲間は命を落として二度と生き返ることはない。たとえ積み上げたものを一瞬で失うリスクがあっても、勇気をもって戦場へ向かうほかない。
TITLE: セイズの国
GENRE: SRPG
PLATFORM: Steam
RELEASE DATE: 2025年末
PLAYER: 1人
PRICE: 未定